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鍼灸は首、肩、腰、膝などの疾患に伴う痛みに有効ですが実は運動器の痛みだけではなく、
消化器疾患、呼吸器疾患、循環器疾患など、さまざまな症状が対象になります。
ここでは鍼灸とは何か、鍼灸の効果や可能性について説明させていただきます。
東洋医学と現代医学で考え方や見方が変わってきます。
東洋医学は先人の豊富な臨床経験をもとにつくり上がってきてるものです。
人間の身体は五臓六腑を中心に身体を形成しており、このバランスが崩れたときに病気が発生すると考えられています。
鍼灸では五臓六腑と外部を結ぶ通路である経絡上のツボに働きかけることによって内臓の機能を整えていきます。
現代医学では、運動器の筋肉や関節に直接アプローチして痛みの原因を取り除いていきます。
鍼や灸で身体に刺激を与えると、反応として中枢神経内にモルヒネのような役割を持ったホルモンが分泌されます。この物質が痛みを抑えてくれます。
鍼灸が痛みを緩和する効果が高いのもこのメカニズムが働くからです。
また、痛みに対する効果だけでなく、血行を促進し自律神経に働きかけることで体内のバランスを整えてくれます。
鍼灸は臨床試験の結果、頭痛や神経痛、不眠症なども効果があると発表され、WHOでもさまざまな症状や疾患について鍼灸療法が有効であると鍼灸の可能性が拡がっています。
鍼灸治療の対象となるものをご紹介いたします。
オリンピックを頂点としたスポーツ選手、ウォーキングやランニングなど健康増進を目的とした運動をする人など、筋肉痛や関節痛の軽減にも用いられます。
運動パフォーマンスの向上や日常生活で支障のある動作を改善する目的で利用されます。
東洋医学で月経困難、冷え性、つわり、逆子、更年期障害などの女性固有の症状に用いられます。
女性固有の症状や体調の崩れに女性ホルモンや自律神経機能の乱れ、ストレスの関与があります。
鍼灸治療では症状に合わせたツボを選択して全身を整え、心身を良い状態にしていきます。
ここ最近、美容にも注目が出ていて、テレビや雑誌にも取り上げられています。
美容鍼灸は肌に鍼を刺すことで皮膚に微細な傷ができ、それを修復しようとお肌のハリや弾力の源である繊維芽細胞が増殖します。
それにより、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの増産も期待でき、ハリや弾力のみならず、潤いのある肌へ導く事が出来ます。
また、お肌の血流が促進して土台となる表情筋が引き締まりリフトアップや小顔 効果があります。さらにターンオーバーを正常化させることでシミやクスミの改善も期待できます。
腰痛や肩こりなど痛みが長期間続く場合でも鍼灸治療は有効です。
鍼灸の刺激は奥の筋肉や神経にも届くので、筋肉を緩めたり、血流を改善させる効果があるとともに、最初にも述べた痛みを抑える効果など不定愁訴や不安などを取り除くことができます。
マッサージでほぐしたり、薬を飲んでも改善しないような痛みには一度鍼灸治療を試してみるのもいいと思います。
鍼灸治療は医療研究者がさまざまなエビデンスをもとに研究結果を発表し伝統医学として信頼を得ています。
東洋医学や現代医学など多方面からアプローチができる鍼灸は治療の可能性を広げる治療法です。
まずはお身体の症状を聞いて、適切にツボを選択して治療していきます。
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